阿佐ヶ谷ゴスペル計画｜東京　杉並　中野　ゴスペルサークル

2017年も残すところ後1か月少しになって来ました。
そして年末と言えば何と言ってもクリスマス。
クリスチャンにとっても、そうでない方にとっても、
一年で最も大切な日の一つではないでしょうか。

そんなクリスマスのイブ、今年はなんと日曜日。
久遠ゴスペルクワイアでは、毎年阿佐ヶ谷駅前でキャロリングを行っています。
でもクリスマスイブの日に出来るのは、2011年12月以来、6年振りです。
（私は初めてです）

さて11/26のゴスペルは、そのクリスマス・イブに向けた練習です。
曲は4曲の予定。


まずは、”Every Praise”
久遠では何度か取り上げているお馴染みの曲。
歌詞もシンプルな繰り返しで、覚えやすいです。
ちょっと分かりづらいのは、 "due our God" のところ。

”due" という単語は「必然」を表す言葉で、"duty" や "debt" と同じ語源を持っています。
つまり、"Glory Hallelujah is due our God"のところは、
「私達の栄誉ある讃えは、神の為にこそあるのだ」みたいな感じです。

曲は全体に楽しい感じで、踊りたくなる感じです。
全体にキーが高めで、声が出づらいかも知れません。
だからこそ、複式呼吸が大事です。
そもそも英語自体が腹式呼吸です。
喉からではなく、お腹から声を出して歌えば、
驚く程パワフルで、高い声も出るようになりますよ！

動画はこちら

2曲目は、"The Lords name is to be praised"
これも久遠ではお馴染みの曲で、先日のジャズ・フェスでも披露いたしました。
そしてこれまたパワフルでアップテンポな曲です。

ところどころで入るフラットな音階が変化をつけ、
そして力強く歌う箇所とのコントラストが最高です。

またソプラノとの掛け合いが軽快で、楽しさがアップします。
この曲も、ジッとして歌うのではなく、
飛び跳ねるような気持ちで歌うと、観客の心にも響くと思います。



3曲目は、「わたしの罪のため」
一転して、ゆっくりした、重めの曲調に変わります。

クリスマス・イブと言うのは、イエスがこの世に生まれた事を祝う日です。
でもイエスは、私達の罪を背負うために生まれてきたのです。
生まれた時から、既に十字架に貼り付けられる事は定められていたのです。
イエスが生まれる前から、何度も書かれていた通りにです。

この曲はただメロディーを歌うのではなく、
イエスに想いを馳せながら、言葉を噛み締めてみましょう。
イエスは私達の罪の為に、それを背負う為に生まれてきた、
それがクリスマス・イブなのですから。


4曲目は、"Have a joyful Christmas!"
最後にクリスマスキャロルの代表曲のメドレーです。

Have a joyful Christmas!を繰り返した後は、
どれも聞いた事がある、クリスマスソングの定番ばかりです。
メロディーは、しっかりと歌えるはずです。

ちと問題なのは、実は歌詞です。
日本語であるにも関わらず、少々難しい言葉なので、
記憶はしていないはずです。
でも後１ヶ月近くあるので、何としても覚えたいもの。

そしてこの曲のハイライトは、最後のグローリアのハーモニーです。
これは誰が考えたのか知りませんが、
原曲の"Angels we have heard on high"
では聞いた事がないアレンジです。
クリスマスの夜に相応しい、とても美しいハーモニーを歌いましょう。

そして一番最後の、"Sing to the Lord!"が高くなって終わるところはクライマックス。
ここもしっかりと決めましょう。


以上、4曲の報告でした。

ところで、なぜクリスマスより、前日のクリスマス・イブが大切なのでしょか。
前夜祭？
実は古代のヨーロッパでは、一日は「日没で終わり」ました。
「日の出から始まる」のとは対照出来です。
これはどう言うことかと言うと、
日が沈んで一日が終わる→一日が始まると言うことです。

したがって、クリスマスの前夜ではなく、
24日の日没から、25日の日没までがクリスマスなのです。


それでは、
クリスマスのキャロリングに向けて、頑張りましょう。

報告は、S.泰秀でした。