阿佐ヶ谷ゴスペル計画｜東京　杉並　中野　ゴスペルサークル

ゴスペルは神様を賛美する喜びを感じること



5/16 土曜日の午後、久遠キリスト教会がパワフルで熱いアフロアメリカンが集う教会の様な熱気に包まれました。

昨年の春、ゴスペル仲間の誘いでワークショップ（以後、WS）に参加しました。それが今回のWSのブラザータイスケ（Bro. Taisuke）さんの指導によるものでした。シンプルなメロディと短いフレーズを繰り返しながら曲のハーモニーと構成がどんどん出来上がってくるスリリングな指導でした。

そしてそれは賛美そのものであり神様との交信、コールアンドレスポンス、祈りの原点を想い起こされるようなものでした。

昨年のWSが終わった直後、感激した僕はその場でタイスケさんに「是非、こんなWSを来年（2015年）に自分の母教会で開催させて下さいとお願いしたのがこのイベントのきっかけです。

タイスケさんは現在、アメリカ南部のルイジアナ州で牧師になる勉強をしつつ黒人教会で日本人でありながら地元の人々に彼らのルーツミュージックであるゴスペルを教えているというユニークな存在です。

これを逆さまに例えて言えば、もし外人がほとんど住んでいない日本の地方都市の神社で民謡や書道を日本人に教えている黒人の方がいらっしゃったらビックリしませんか？想像するだけで面白いですよね。そんな型破りな方がタイスケさんです。

※追記　後日動画がアップされました



ゴスペルはもともと奴隷としてアフリカ大陸から強制的に連れてこられたアフロアメリカンの方々が教会での賛美としてスタートしたものです。そんな頃の雰囲気が今でも色濃く残るのがアメリカのルイジアナ州だそうです。

WSはホストクワイアとして、久遠ニユープレイズの賛美で始まり、TVOPと練ゴスの合同クワイア、東京ブラザータイスケクワイアの賛美がありタイスケさんのソロLIVEという構成の後に本格的なWSがおこなわれました。

昨年受けたWSでは練習曲の歌詞カードが配られたのですが今回はありませんでした。歌詞カードを見てしまうと賛美に集中出来なくなるというタイスケさんの考えによるものでした。

元々、ゴスペルが生まれた頃は多くの黒人は譜面は勿論、文字も読めないところからスタートしています。すぐに憶えられるメロディと歌詞を繰り返しながらハーモニーを作っていくそれがゴスペルがアメリカは勿論日本を含む世界中の老若男女に支持され広まっていった由縁ではないかと僕は思ってます。

今回のWSも正にそのスタイルにのっとり進みました。ちゃんと歌詞を歌わなくては、ちゃんとメロディを憶えなければと考えがちの参加者に対してタイスケさんはひたすらリズムとハーモニーを感じること、そして心の奥底から神様を賛美する喜びを感じることを意識させてくれました。

あっという間の3時間でしたが通い慣れている教会の会堂が熱い賛美で一体となり聖霊に満ち溢れたことは言うまでもありません。

神様の『阿佐ヶ谷ゴスペル計画』は益々、着々と進行中です。